thomasで活躍するグローバル社員 イタリア編

thomasは国際色豊かで、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが活躍しています。
今回は、大学の同期でもあり、現在thomasで活躍するイタリア人のメンバー2人に、日本で働くようになったきっかけや、thomasでの働き方についてインタビューしました!
ぜひご覧ください。
日本で働こうと思ったきっかけは?
アントニオ: 僕が日本で最初に働いたのはジュエリーショップのインターンで、そこで今の妻と出会い、日本に移住することになりました。もともと日本に興味があって、日本語を勉強していたんですが、ジュエリー業界に進むつもりはなかったんです。
ただ、その経験を通じて、自分が何をしたいのかを考えるきっかけになりました。
その後、カメラ関係の仕事に転職しました。
趣味とつながる仕事でしたが、やってみると「仕事としてやるのは違うな」と感じました。特に会社員として働くと自由がなく、自分には合わないなと。
それで、もともと興味があったITの道に行くことを決意しました。ちょうどそのタイミングでthomasのSEの方に声をかけてもらい、thomasを紹介してもらいました。本当に絶妙なタイミングで、そこから僕のキャリアが大きく変わったんです。
ロッコ: 実は、その開始ポイントは、僕もアントニオさんと似ているんですよ。もともと同じ大学の同級生で、同じ留学を経験していて。
その後、1回イタリアに帰って卒業して、そこから日本にもう1回留学しながら、妻と2人で暮らし始めました。その間はコンビニでアルバイトをしながら日本語学校に通っていました。そこから、その年の2月に沖縄のホテルに就職が決まって、そこに引っ越したんですね。そこで2年くらい働いていて、途中でアントニオから誘いがあって、元々パソコンとかITにも興味があったのでthomasに入社しました。

thomasへの入社を決めたポイントはありますか?
アントニオ: 崎山さんから話を聞いて、働きやすそうな環境だなと思いました。特にフレックスタイム制度は大きな決め手でしたね。自由に時間を管理する働き方が自分に合っていると感じました。
ロッコ: 初回の面接で、thomasのカルチャーやミッションについて伺い、「自分のビジョンと合っている」と強く感じました。この会社なら本気で頑張れるし、しっかりコミットできるなと。
あとは、自分が作ったものを形にできる仕事がしたかったんです。前職ではホテル勤務だったので、コミュニケーション力などの「見えないスキル」も大事にしてきましたが、それだけではなく、「これは自分が作ったんだ」と言える仕事がしたかった。もともとパソコンが好きだったので、ITの仕事はまさに理想的でしたね。
thomasで働いてみて、実際の会社の印象はどうですか?
アントニオ: フレックスタイムがあって、自分でタスク管理やタイムマネジメントをしなきゃいけないけど、その分すごく自由で働きやすい環境ですね。そういうスタイルだからこそ、やる気も出るし、もっと頑張ろうと思えるんです。頑張った分はしっかり評価してもらえるので、成長のチャンスも多いし、キャリアアップの可能性も高いと思います。成果を出せば、その分自分のライフスタイルにもいい影響があるので、そこはすごく良いところですね。
ロッコ: 前の会社はすごくトラディショナルな日本の会社だったので、それと比べるとthomasは全然違います。自由度が高くて、自分のペースで作業できるのがいいですね。もちろん納期は守らないといけないですが、基本的には自分の裁量で進められるので、働きやすいと感じています。

2人とも未経験入社でしたが、教育体制はどうでしたか?
アントニオ: 僕は入社して最初の1ヶ月は勉強に集中して、2ヶ月目から案件に入りました。3ヶ月目には2件目の案件も担当しましたね。もともと学校でプログラミングの勉強をしていたのも役に立ちましたが、何より仕事と勉強を両立しやすい環境だったのが良かったです。そのおかげで、すぐに実務で活躍できるようになりました。
ロッコ: 研修は基本的に「トレイルヘッド」という教材を使って自分で勉強するスタイルでした。ただ、実務になると、単純にチュートリアルをクリアするのとは違って、もっと複雑な問題に直面します。なので、より実務に近い課題を与えてもらって、誰かと相談しながら進める形だと、もっとスムーズに成長できたかなと思います。やっぱり実際にやってみると、思った以上に難しい部分もありましたね。
エンジニアの仕事をする上で大切にしているやり方や価値観はありますか?
アントニオ: 今月からPMを担当することになり、お客様とのコミュニケーションをより意識するようになりました。メッセージのやり取りやミーティングを通じて、直接お話しする機会が増えているんですが、その中で、やっぱり「納期を守ること」が非常に重要だと感じています。
とはいえ、どうしても一人では難しい場面もあるので、そういう時こそ相談することが大切だと思っています。
周りには様々な経験を持つ人がいて、助け合える環境が整っているので、困ったときには遠慮せず相談することで、解決の糸口が見えてくることも多いです。
ただ、一方で「できるだけ自分で解決したい」という気持ちもあって、何か問題が発生した際には、すぐに誰かに頼るのではなく、まず自分でどこまで対応できるかを考えて解決策を模索するようにしています。それでもどうしても難しいと判断したら、その時に相談する。そのプロセスを大切にしながら、一度は自分でチャレンジしてみることが、成長につながると考えていますね。
ロッコ: 自分が大切にしているのは、作業を進める速さと緻密さです。お客様が求めていることをしっかりと実行することはもちろんですが、もしお客様が思いもよらなかったような機能や要素を加えることができれば、より喜んでいただけると思っています。細かいところにも気を配りながら、期待を超える仕事を提供することを心がけています。

入社してから大変だった仕事はありますか?また、どのようにして乗り越えましたか?
ロッコ: あるプロジェクトで、急遽、未経験で一度も使用したことがない機能での開発を頼まれ、最初は不安でしたが、まずは基礎からしっかり学ぼうと決めて、機能の知識を深めながら開発を進めました。何度も試行錯誤しながら、最終的には月曜日に上長に成果物を見せることができました。
なんでも頑張ればできるっていう風にポジティブに捉えています。
多分それはイタリアの国民性かもしれないんですけど。
チャレンジ精神というか。大変でも諦めない、どうにかなるっていうマインドセットがあって。
アントニオ: イタリア語では「アランジャーシ」というマインドセットですかね。
困難な状況でも自分で解決策を見つけ出す、自分の力で問題を乗り越えるっていう意味合いですね。
適当のなんとかなるとも違くて、楽観的に捉えるというか、自分の力を信じるようなポジティブなニュアンスがあるんですよね。
エンジニアとして、チームのメンバーと一緒に働くときに心がけてることなどはありますか?
アントニオ: そうですね、エンジニアとして、みんなが集中していると思うので、できるだけ周りをうるさくしないように気を付けています。でも、同じタイミングで、僕は結構話すのが好きなので、みんなを笑わせたいんですよね(笑)
長時間集中していると、大変なときもあると思うので、ちょっとした軽い会話で雰囲気を和ませたいなと思っています。自由な感じで接しつつ、チーム全体の雰囲気を少し軽くするように心がけています。
邪魔にならないタイミングで、明るい場面を作るようにしています。
ロッコ: 僕は集中すると話さなくなるタイプで、仕事中は結構静かな方なので、逆に特に何も気にせず仕事しています。話すときは話しますけど、オンオフ切り替えてやっている感じですね。
仕事でやりがいを感じたエピソードは?
アントニオ: SEとして参加していたプロジェクトがあったんですが、ある時、PMとして参加することになったんです。そのことをお客様に報告した時に、お客様がとても喜んでくださって、それが本当に嬉しかったですね。
実は以前からお客様とはエンジニアとして一緒に仕事をしていたので、お互いに顔見知りだったんです。でも、今度はPMとしてメインで進行を担当しますとお伝えした時、お客様がすごく喜んでくれたんです。その瞬間に、プロジェクトをリードしていく立場になることのやりがいを感じました。
ロッコ: SEだとお客様とお話しすることは少ないですが、デモなどで反応を見たり、フィードバックを受けることは多いですね。
自分が作ったものをPMに 説明してもらったときに、お客様が喜んでくれてたりとか、これいいですねとか言われたらすごくやりがいを感じます。
今後のキャリアの目標はありますか?
アントニオ: 僕は、資料を作るのも好きですし、最初からいつかPMやりたいなと思っていたんですが、未経験入社だったので、SEとして経験積んでからPMになろう と思っていました。SEとしての1年で結構成長できた実感があって、そしたらちょうど上長からPMへの募集があったんですよね。
なので、これはチャンスだと思ってPMに応募しました。
今は移行中なのでSEとしての案件もありますが、これからはPMとして活躍していきたいです。
ロッコ: 僕は、現時点ではSEとして、プログラミング言語を自ら勉強して、もっと複雑な開発ができるように成長していきたいと思っています。ただ、元々ホテルで働いていた時に培ったコミュニケーションスキルを活かしたいという気持ちもあるので、PMもチャンスがあればやってみたい気持ちもありますね。
ただ、現時点ではSEとしての仕事への理解を深めていきたいという気持ちが一番あって、基本を深く理解した後にキャリアを考えていきたいと思っています。

同僚に知って欲しいイタリア文化はありますか?
アントニオ: 日本って年齢結構気にするじゃないですか。でも、イタリアだと年上の人でもリスペクトはしても、そこまで気を遣う必要はないんですよね。普通に歳関係なく仲良くできるというか。
ロッコ: それで言うと、うちの会社は割とそれができていますよね。新卒で入ってきて同期がいっぱいいるっていう会社じゃないからっていうのもありますけど。
新しく入社するエンジニアに向けたアドバイスやメッセージはありますか?
アントニオ: 困った時は気軽に声かけてくださいということですかね。
ロッコ:それは自分もそう思った。困った時は助けるので、頼ってほしいです。
アントニオ: 福岡支社は物理的な距離感も近いですし、フラットな関係性なので困
ったことがあっても聞きやすいと思います!